フィリピン短期留学体験記【準備編】〜いくら持っていけばいい?現地でどう準備する?〜現金・クレジットカード・デビットカードどれにする?

フィリピン周辺が写ったアジアの地図のクローズアップ

フィリピン短期留学体験記【準備編】です。

「生きた英語を学びたい!」と長期留学の準備までは待てず、「まずは短期で!」と自分で行き先やお金など調べ、エージェントも決めて、やり取りから何から全て自分で決めて実現した大学生の子のフィリピンへの3ヶ月短期留学。

親としては相談には乗るものの、「自分の人生、後悔しないように自分で思ったように」というスタンスでした。留学資金を得るためにバイトをものすごく頑張っていて、応援あるのみ!(ですが、足りない分は援助しました。)

ただ、現地でのことは色々と事前にたくさん調べて自分に合う方法で解決方法を得ておく必要があります。バイトや学校で忙しかったので、私もAIに聞いたり検索したりして、一緒に考えました。今回は、その中から現地でのお金のことを書きます。

現地に着いてすぐ払うお金

「へぇ、そうなんだ!」と思ったのが、フィリピン留学では、現地に着いた時にまとまったお金を払わなければいけないということです。エージェントに全て払って、「自分で使う分だけ準備すればいいんじゃないの?」と思いますよね?私もそう思ってました。それが違うんです。

学校や期間によって違うので参考程度にしてください。息子の場合は、合計で約6万ペソ(その時のレートで約15万円)が現地で必要でした。日本円のまま支払えるので、着いて早々に換金しなくていいのは楽でした。

内訳は、空港からの送迎費、教科書代、校内で使えるポイント代、寮の光熱費・洗濯代・保証金(何もなければ返金)などさまざま。それに加えて、次のような申請関係の費用がありました。

申請に関する費用金額内容
SSP申請費7,800ペソフィリピンで勉強するための特別就学許可証の申請費用
SSP-Eカード申請費4,500ペソ正式に留学していることを証明するカードの申請費用
ACR-Iカード発行費4,000ペソ60日以上滞在する外国人の登録証を発行する費用
ビザ延長費(12週間)11,150ペソフィリピンに12週間滞在するためのビザ延長費用

フィリピンには30日までの観光ビザで事前取得なしに入国できます。短期留学では、まずその観光ビザで入国し、現地で就学許可を得たりビザを延長したりするのが一般的だそうです。

※日本のパスポートを持っている人は、有効なパスポートとフィリピンから出国する航空券を所持するなど、入国条件を満たせば、30日間は事前にビザを取得せずに入国できます。また、渡航前にはeTravelへの登録も必要です。

3ヶ月の語学留学では、現地で滞在期間の延長や特別就学許可(SSP)などの手続きが必要になりますが、息子の学校では代行してくれるとのことで安心しました。

渡航前72時間になると、eTravelへ登録します。観光で登録しますが、滞在先は寮でいいんだよね??と初めての経験に戸惑いながらもなんとか登録を終え、無事に出入国できたので、大丈夫だったようです。

フィリピンの短期留学では、まずビザなしで入国し、現地で就学許可を得たり、必要に応じて滞在期間を延長したりするのが一般的なのだそうです。

日本のパスポートを持っている人は、有効なパスポートやフィリピンから出国する航空券を所持するなど、入国条件を満たせば、事前にビザを取得せずに30日間滞在できます。

3ヶ月の語学留学では、現地で滞在期間の延長や特別就学許可(SSP)などの手続きが必要になりますが、息子の学校では代行してくれるとのことで安心でした。

また、渡航前には「eTravel」への登録も必要です。

フィリピン到着前72時間以内にオンラインで登録するのですが、「観光で登録したとして、滞在先は学校の寮の住所でいいんだよね??」と、初めての経験に戸惑いながらも、なんとか登録を終えました。

出入国も問題なくできたので、大丈夫でした。

※語学留学では渡航目的を「観光」で登録するよう案内されることもありますが、留学先や渡航条件によって異なる場合もあるので、登録前に学校やエージェントに確認してくださいね。

滞在中のお金をどうするか

3ヶ月分のお金を全部現金で持っていくわけにはいきません。そこで、現地でお金をどうおろすか、どう使うかを事前に決めておく必要がありました。

私が若い頃にヨーロッパやアジアを旅行した時は、クレジットカードで払うのが一般的でしたし、それで安心でした。でも、カードの不正利用が騒がれている今、安心できるお店か、安心できるATMの機械か(スキミングされないか)を見極めるのは至難の業です。

カード付帯保険のことも考えて、クレジットカードは2枚作りました。現地でお金がない時に払える安心感もあります。でも、YouTubeで調べると、お店でのカード情報の漏洩やATMでのスキミングへの注意喚起がたくさん出てきます。初めての国でどこが安全かなんてわかりません。なので、クレジットカードはできるだけ使わない、使う場合は空港や大きなモールなど絶対大丈夫というお店だけにとどめた方が良い、と認識しました。

そこで出てきたのがデビットカードです。クレジットカードばかり使っていて、すっかり頭から抜け落ちていましたし、その情報を得て「デビットカードって海外で使えるの?」と軽く驚きました。

デビットカードは、使うと原則その場で口座から引き落とされます。基本的に口座にあるお金の範囲で使う仕組みなので、万が一盗難や情報漏洩があっても、口座に入れておく金額を少なくすることで、被害を抑える対策になります。

そこで、現地で使う予定の金額だけ口座に入れておき、もしも追加で必要になったら私が送金することにしました。

(クレジットカードにも不正利用の補償はありますが、使用された方法によっては補償されなかった事例も見ましたし、デビットなら「上限が自分で決められる」のが安心でした。)

使った分がすぐ引き落とされるので、「海外だからつい使いすぎて、帰国後の請求にびっくり…」も防ぎやすく、限られた予算で暮らす短期留学の大学生に合っていると思いました。

遠回りした話(Wise→三菱UFJデビット)

ここからは我が家の実体験です。

最初に息子に勧めたのは、海外送金・多通貨対応で評判のWiseでした。手数料の安さや使いやすさから「これで決まりかな」と思っていたのですが、息子が登録しようとすると、本人確認の写真認証が何度やってもうまくいかず、そこで挫折。便利と聞いていただけに肩透かしでした。

どうしようかと考えていた時に、ふと思い出したんです。そういえば、三菱UFJ銀行のデビットカードを持っている、と。

三菱UFJ銀行は支店が少なくて使いにくいかと思いきや、今はコンビニATMで入金できます。ただ、入金にも手数料がかかるのが難点です。でも、25日と月末(18時まで)は無料なので、その日に入金するのがお勧めです。月末に必要な分を入金して、準備完了しました。アプリですぐ送金もできるので、足りなくなったら私が日本から入金すれば、現地ですぐおろせます。これも安心材料でした。

デビットカードなら何でもいいわけではない

「デビットカードを持っている=海外で同じように使える」とは限りません。確認したのは次のことです。

・国際ブランドは何か(フィリピンで使えるか)
・海外ATMでフィリピンペソを引き出せるか
・海外事務手数料とATM手数料はいくらか
・1日の利用限度額
・紛失・盗難時に利用停止できるか
・スマホで残高や履歴を確認できるか

三菱UFJ銀行のVisaデビットの2026年9月1日付での情報では次のとおりです。

・海外のVisaまたはPLUSマークのATMで現地通貨を引き出せる
・海外ショッピングは、Visaの基準レートに3.05%の海外事務手数料が上乗せされる
・海外ATM利用手数料は1回110円

手数料は変わる可能性があるので、渡航前に必ず公式サイトで最新情報を確認してください。→ 三菱UFJ銀行 Visaデビットの公式ページ

さらに、フィリピンは現地ATMの手数料が高めです。調べたところ、現地ATM側だけで250ペソ(約650円)かかることもあるそうです。三菱UFJデビットの110円と合わせると、ATMの利用手数料だけで700円以上。

しかも、これとは別に、引き出す金額に対して3.05%の海外事務手数料もかかります。例えば1万ペソ(約26,000円)なら約800円。全部合わせると、1回の引き出しで約1,550円も手数料がかかる計算です。
※記事執筆時のレートである、1ペソ=2.6円として計算した概算です。実際の手数料は為替レートや利用するATMによって異なります。

思ったより手数料がかかるんですね。

また、1回あたりの引き出し限度額はATMによって異なり、1万ペソ程度のところもあれば、2万ペソ以上引き出せるATMもあるようです。ただし、利用するカードによっても違います。何度も少額ずつ引き出すと、そのたびに手数料がかかってしまうので、ある程度まとめて引き出したほうが、手数料を抑えられそうです。

タッチ決済にも対応

三菱UFJ-VISAデビットは、Visaのタッチ決済に対応しています。公式ページによると、国内外のVisaのタッチ決済マークがあるお店で使えます。

カードをかざすだけでなく、スマホやスマートウォッチに設定して払うこともできます。公式ページに載っているのは次のとおりです。

  • Apple Pay
  • Google Pay
  • Samsung Pay
  • Garmin Pay

ただし、タッチ決済が使えるのは、お店の端末が対応している場合だけです。ATMでお金をおろすときは、これまでどおりカードと暗証番号が必要です。

確認すること

カードを準備して終わり、ではありません。

・暗証番号 - 海外ATMでも必須です。スマホ決済ばかりだと、意外と覚えていません。何度も間違えてロックされたら、海外ではかなり困ります。
・ATMの通貨選択画面 - 現地通貨で決済するか日本円で決済するかを選ぶ画面が出ることがあり、円貨建てを選ぶと割高になる場合があるそうです。
・口座に入れすぎない - 「まずは○万円入れて、足りなくなったら追加する」にしました。使いすぎ防止にもなりますし、親が日本にいるので追加入金もできます。
・デビットカード1枚に頼らない - カードが読み取れない、ATMが使えない、ということもあり得ます。少額の現金、デビットカード、予備のクレジットカードの3本立てにします。できたら別々のところに入れておくほうが安心ですね。

出発前チェックリスト

✓ デビットカードが海外利用できる状態か
✓ フィリピンで使える国際ブランドか
✓ 海外ATMで現地通貨を引き出せるか
✓ 暗証番号を本人が覚えているか
✓ 口座残高は足りているか
✓ 海外ショッピング・海外ATMの利用限度額
✓ 海外事務手数料・ATM手数料
✓ 紛失時のカード停止方法と連絡先
✓ スマホで残高・履歴を確認できるか

出発直前ではなく、余裕を持って確認しておくと安心です。

まとめ

最初はWiseのようなスマートな選択肢に挑戦して、認証でつまずいて挫折。結局、答えは身近にありました。使った分がすぐ引き落とされる、口座残高の範囲で使える、海外ATMで現地通貨をおろせる。この3つが、大学生の短期留学と相性がいいと感じました。

これからフィリピンへ短期留学する大学生やご家族の参考になればうれしいです。

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